
もくじ
神社の境内にある小さな神社の正体は・・・
神社に行くとかなりの確率で境内に
ミニサイズの神社を見かけますよね。
このミニサイズの神社を
「摂社(せっしゃ)」、「末社(まっしゃ)」といいます。
現在では摂社と末社を分類する明確なルールはないそうですが、
一般的には
摂社・・その神社のご祭神に関連する神さま
末社・・それ以外の神さまを祀る場合は末社(摂社に比べると関係性が薄)
とされているそうです。
例えば日本三大天神である
太宰府天満宮の場合、ご祭神は菅原道真公。
摂社には、菅原道真の家族など
繋がりが深いご祭神が祀られています。
そして末社にはそれ以外の神さまを
祀っていて摂社・末社合わせて37社もあるそうです。
摂社や末社は多くは本殿より小さいケースがほとんど。
拝殿が造られている摂社もあれば、小さなほこらなケースもあります^^
あの摂社はどのパターン?よくある3つのパターン
摂社のパターンその1.ご祭神の家族を祭るケース
例)上賀茂神社の摂社、片岡社(片山御子神社)
上賀茂神社の摂社であり、縁結び、恋愛成就、安産のご利益でも知られていてる「片岡社」は
上賀茂神社の主祭神・賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)の
母・玉依比売命(たまよりひめのみこと)が祀られています。
例)豊国神社(京都)の摂社、貞照神社
豊国神社のご祭神は豊臣秀吉。
摂社の貞照神社は奥さんの北政所がご祭神
摂社のパターンその2.ご祭神の荒魂(あらみたま)を祀る
神さまには二面性があり(荒魂と和魂)があるとされています。
荒魂(あらみたま)・・積極的で天変地異や病をはやらせる
和魂(にぎみたま)・・やさしく平和的な魂の部分
例)大神神社の摂社:狭井神社
大神神社のご祭神、オオモノヌシオオカミの荒魂(あらみたま)を祀る
例)鹿島神宮の摂社:奥宮
鹿島神宮のご祭神:タケミカヅチノカミの荒魂(あらみたま)を祀る
摂社のパターンその3.現在のご祭神の前にその土地に鎮座していた土地の神さま
例)石清水八幡宮の摂社、石清水社
石清水八幡宮の鎮座以前からあり、石清水八幡宮の名前の由来になった。
お参りは本殿が先?摂社が先?
明確な決まりはありません。
はじめに「本殿をお参り」し、
その後に摂社や末社をお参りするという方が多いようです。
まとめ:摂社・末社に注目すると神社巡りがもっと楽しくなる!
・本殿以外を摂社・末社という
・その神社のご祭神に関連した神さまのケースを摂社、
それ以外の神さまを祀るケースを末社という。
神社に参拝した際に摂社のご祭神は誰なのか?
に注目をしながら神社めぐりをすると、
・え?〇〇神社のご祭神とどんな関係なんだろ?
・あー、この神さまと親子なのね!
・こんな繋がりがあったのかー
とか土地との関係性を知れたり、
神さまの名前や関係性をすこーしずつ覚えていけますね。
この神さまはだからこういうご利益なんだーなんて、
発見もあるので楽しいですね。




