アンケート結果発表!

多くの御朱印初心者の方が悩む「御朱印帳は片面派?両面派?」「神社とお寺で御朱印帳を分ける?」について、アンケートの回答を募集。その結果について紹介していきます。

ちなみに“御朱印巡りの頻度”“どういった目的で御朱印巡りをするか”などによって、どちらが良い悪いは変わってきます。↓で紹介する皆さんの意見を参考にしつつ自分に合った御朱印帳の使い方を選んでいただければと思います。

片面派?両面派?


「御朱印帳は片面だけ使う?」「両面使う?」質問の回答は、「両面派」が多い結果になりました!

両面使っている理由は?


御朱印帳を両面使う理由として一番多く票を集めたのは「片面だけは勿体ない(目一杯使いた)」でした。せっかく購入した御朱印帳、出来る限りたくさん頂きたい気持ちはわかります!御朱印帳が増えてくると保管場所の問題も出てきます。

片面だけ使う理由は?


片面派の理由で一番多く票を集めたのが「裏写りが気になる」でした。
確かに裏写りがあまりに目立つと裏面に御朱印を頂くか迷います・・(汗)。
寺社の方からも「この裏に書くのはちょっと・・」と躊躇されてしまうケースもあります。


アンケート結果からは少し逸れてしまいますが「両面使いたいけど裏写りが気になってしまう場合どうしたら良いですか」という質問も多くありました。

個人的には以下の3つの選択肢があるかと思います。

  • 選択肢1.片面だけ直書き、裏側は書置き御朱印を貼る
  • 選択肢2.吸い取り紙を挟む
  • 選択肢3.紙にこだわった御朱印帳を選ぶ
  • 選択肢1.片面だけ直書き、裏側は書置き御朱印を貼る

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    アンケートでも多くの投票が集まっていました。「直書き御朱印を頂いた裏側に書置き御朱印を貼る」選択肢です。これなら裏写りも気になりませんし、両面を有効活用できます。
    ただし「書置きも含めて日付順に並べたい」という場合は要検討ですね。

    選択肢2.吸い取り紙を挟む

    表と裏のページ間にある空間
    空間に和紙(吸い取り紙)を差し込む
    これは、神社の方に教えていただいた方法です。御朱印帳の表と裏にある空間に半紙(薄めの和紙など)を入れておくと、ほぼ裏写りしません。
    ただしデメリットとして差し込むのに手間がかかります。また、端っこに印を押す御朱印の場合は凸凹が出来てしまい印が綺麗に押せないという状況もあり得ます。書いて頂く前に問題ないかどうかを確認しましょう。

    高木神社(東京)ではオリジナル御朱印帳を頂くと「吸取紙」が付いてきます(当時)。また御朱印帳の通信販売をしている麗聲堂れいせいどうさんでは御朱印帳カバーを購入すると「吸い取り紙」が付いてきます。
    デメリットもありますが、片面だと御朱印帳が増えすぎてしまう&キレイに使いたい両面派にはオススメです。

    選択肢3.紙にこだわった御朱印帳を選ぶ

    一般的な御朱印帳に使われている紙(本文)は「奉書紙」という白い和紙です。奉書紙は大量生産が可能で安価な反面、墨の多さや墨圧によっては裏写りが目立ってしまうケースもありえます。

    そこで人気を集めているのが“裏写りがしにくい御朱印帳”です。紙にこだわっている分、一般的な御朱印帳に比べると料金はお高いです。

    御朱印帳の一般的な相場は1,200円~1,500円。中の紙(表紙含め)にこだわったものだと2,000~3,000円前後です。

    相場は高めにはなりますが、直書き御朱印を両面一杯に頂ける&裏写りが気になってしまう精神的コストが無くなることを考えればお得な場合もありますね。この辺りは人それぞれ好みによっても変わります。

    現状、紙にこだわった御朱印帳は寺社オリジナル御朱印帳では少なめですが、御朱印帳制作会社さんによっては扱っているので興味のある方は探してみてください。
    ちなみに手前味噌で恐縮ですがこちらの御朱印帳も紙にこだわって制作しました笑

    神社とお寺で御朱印帳を分ける?


    神社とお寺で「御朱印帳を分けない派」が多い結果となりました。ただし票数はかなり拮抗していますね!

    神社とお寺で御朱印帳を分けない理由


    「お寺と神社で御朱印帳を分けない」理由として一番票数を集めたのが、神社とお寺関係なく頂くことで「参拝した日付順に並べたい」でした。
    御朱印を頂く理由は様々ですが「観光の記念に頂く」といった要素が強い場合、日付順に並べたいですよね。後から振り返りもしやすいです。

    「2位.二冊持つの面倒」に関しては御朱印巡りの頻度が少ないという理由もありそうです。年に数回、観光ついでに御朱印を頂くようなケースであれば、わざわざ神社とお寺で分けて二冊持ち歩くのは大変ですよね(汗)

    3位の「神仏習合派」というワードについて「?」と感じた方もいらっしゃったので少し補足します。
    現在では神社とお寺は明確に分かれていますが、神社とお寺が明確にわかれたのは明治以降(神仏分離)です。それまでは神さまも仏さまもうま~く融合していました(神仏習合)。
    そういった歴史をふまえて「神社とお寺で特に区別はしないよ」という方も多かったです!

    神社とお寺で御朱印帳を分ける理由


    「神社とお寺で御朱印帳を分ける」理由として一番の票数を集めたのは「お寺用・神社用で統一感出したい」でした。
    神社の御朱印は一般的に一画一画をきちんと書く楷書体。お寺は一般的に行書体が多いです。御朱印の雰囲気も異なるのでズラッと並べた時の統一感を重視されるのは凄くわかります!

    2位の「なんか気になる」に関しては信仰上の理由もあるでしょう。そもそも「神社のみ、お寺のみしか参拝しない」という方も多かったです。

    浅草神社の御朱印帳に頂いた御朱印
    少数派ではありますが、神社とお寺の御朱印が混ざっていると寺社に注意されるケースもありますね。
    「注意される」と聞くと心配になられる方も多いかと思いますが、観光名所になっている、御朱印に対してオープンな取り組み(限定など)をされている、七福神に含まれる寺社(多くは神社とお寺が混合)などであれば、ほぼ注意されることは無いかなと思います。

    例えば伊勢神宮をはじめ清水寺(京都)、仁和寺(京都)、東寺(京都)、金閣寺(京都)、高野山(和歌山)、興福寺(奈良)、比叡山延暦寺(滋賀)といった超有名な観光名所が集まっている「神仏霊場めぐり

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    「神も仏も分け隔てなく信仰していた日本独自の信仰心を現代にも取り戻そう」ということで、神社とお寺が手を組んで活動されています。神仏霊場専用の御朱印帳では、当然ながら神社もお寺も一緒に御朱印を頂けます。

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    また「神社とお寺の御朱印が混じっていたので断られた」という方の状況を詳しく聞いてみると、日蓮宗のお寺で神社&お寺混合の御朱印帳を出して「この御朱印帳にお題目(御首題)は書けません」と言われたのを「御朱印を断られた」と解釈している場合もありそうでした。
    この場合は日蓮宗の御朱印スタンス・御首題について知識を入れておくと良さそうですね!

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    今後期待したい発信内容


    今後期待したい発信内容に関しては「1位.御朱印・限定御朱印情報」と「2位.御朱印めぐりのルート」でした。有り難いことにLINEのお友達は全国各地にいらっしゃるので、可能な限り地域に特化した情報も発信出来るようにしていきたいと思います。

    また「4位.寺社のインタビュー」で寺社の考え方を知ることで、結果的に「3位.御朱印マナー」に関しても理解が深まると思います。今後寺社へのインタビューも増やしていく予定ですので気長にお待ち頂けますと幸いです。

    まとめ

    アンケートのご協力ありがとうございました!
    「神社とお寺で御朱印帳を分けるか?」「片面だけ使うか?両面使うか?」で悩んでいる初心者の方に非常に有益な情報となりそうです。

    また「いつも見てるよ」など暖かいコメントもたくさん頂き感激です(涙)
    今後も皆さんの御朱印ライフが少しでも楽しくなるような情報を発信していきたいと思います!

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