もくじ
一の宮とは?
むかしむかし・・現在の47都道府県制度ではない時代。各国の一番社格が高い神社を「一の宮」とし、中央から派遣された国司(現在の県知事)はまず一の宮に参拝。次に二の宮、三の宮、四の宮などを巡拝したそうです。江戸時代には庶民の間でも「一の宮参拝」が広がります。
時代によって規模の変化もあり、「うちこそ序列一位だよ」という主張もあったりで、一国につき二社以上の「一の宮」も存在します。
甲信越の「一の宮」神社一覧
信濃国の一の宮「諏訪大社」は四社(上社本宮・前宮/下社春宮・秋宮)の総称。一の宮専用御朱印帳(大)にも四社分あります。諏訪大社では四社すべてで御朱印を頂くと記念品が頂けます。
甲信越エリアの「一の宮」神社 | ||
山梨県 | 浅間神社 (笛吹市) |
甲斐国。武田信玄をはじめ武田氏が深く信仰 |
長野県 | 諏訪大社-上社本宮- (諏訪市) |
信濃国。全国に約10,000社ある諏訪神社の総本社。四社を総称して「諏訪大社」 |
諏訪大社-上社前宮- (茅野市) |
信濃国 | |
諏訪大社-下社春宮- (下諏訪町) |
信濃国 | |
諏訪大社-下社秋宮- (諏訪町) |
信濃国 | |
新潟県 | 彌彦神社 (弥彦村) |
越後国 |
居多神社 (上越市) |
越後国 | |
度津神社 (佐渡市) |
佐渡国 |
長野県の一の宮
諏訪大社-上社本宮-(諏訪市中洲)の御朱印
諏訪市中洲に鎮座する諏訪大社-上社本宮-(かみしゃほんみや)
上社本宮は、四社の中でも建造物が最も多く残るお社。
参道には、お土産屋さんや食べ物屋さんがズラリと並びます。
(すでに営業時間が終わっちゃってましたが・・涙)
諏訪大社 上社前宮(茅野市宮川)の御朱印
茅野市宮川に鎮座する諏訪大社-上社前宮-(かみしゃまえみや)
上社本宮よりも以前からあるとされる諏訪信仰発祥の地。
拝殿すぐ脇を流れるご神水「水眼(すいが)」。
約1km先の山中から今も湧き出ているとか。
諏訪大社-下社春宮-(長野県諏訪町)の御朱印
岡本太郎が絶賛したという万治の石仏(阿弥陀如来像)も隣接。
「ばんじを丸く納めてくれる石仏」として信仰されています。
諏訪大社-下社秋宮-(長野県下諏訪町)の御朱印
下社秋宮(諏訪郡下諏訪町)は、中山道の諏訪宿近くに鎮座していることから、昔から参拝客が多いそうです。
社務所近くにある御神湯(ごしんとう)。
龍の口からコンコンと温泉が湧き出ています。
末社の子安社は、「縁結び・安産・子育ての守護神」
底を抜いた柄杓を奉納するのは、「抜けるようにお産が楽に」という願いから。