
もくじ
寅の日(とらのひ)とは
寅の日は非常に縁起が良い日で、特に「金運が上昇する日」とされています。
その理由が「虎は千里往って千里還る」という言葉です。「虎は一日で千里もの距離を往復できる」という意味で、「出ていったものがすぐに戻ってくる=お金を使ってもすぐに戻ってくる」とされています。
また虎の毛皮の色である「黄色」は、金運アップの象徴とされ金運アップのグッズなどでも使われるカラーです。金運を呼び寄せたい人にとって「寅の日」は見逃せない日です。
寅の日は干支を元に12種類の動物が当てはめられているので、寅の日も12日ごとにやってきます。
寅の日にやるといいこと
寅の日は「出ていったものがすぐに戻ってくる日」とされているので、以下のような行動が「吉」とされています。
- 毘沙門天がまつられる寺社にお参りする
- 宝くじを購入する
- 新しい財布を新調する・使い始める
- 投資・自己投資
- 旅行やお出かけ
- 買い物
中でも宝くじは有名ですよね。売り場によっては「今日は寅の日!」という張り紙があるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
また、新しい財布を購入したり、使い始めることで「お金周りが良くなる」と言われています。旅行も同様で「長距離移動をしても安全に帰ってこれる」と言われています。寅の日に新しい御朱印帳を準備して、目標や願望を祈願しに寺社めぐりするというのも良さそうです。
「出ていってもすぐに戻って来ると良いものは?」を考えて、「寅の日にやることリスト」を作ってみるのも楽しいです。占い同様、信じるも信じないも自分次第ですが、寅の日をうまく活用すれば毎日楽しくなりますね。
寅の日にやってはいけないこと
次に「寅の日にやってはいけないこと」は何でしょうか?
何度かお伝えしているように寅の日は「出ていったものがすぐに戻ってくる日」なので、すぐに“戻ってきたら困ってしまうこと”がやってはいけないことです。
例えば、結婚や葬儀などが挙げられます。
結婚は「新しい旅立ち」という意味では良さそうですが、「(離婚して)元の家に戻る」という意味合いにも取れるため、避けられることが多いようですね。
巳の日との違いは?
寅の日と同様に「巳の日」も金運アップの吉日として知られています。どちらも金運を招く日とされ、宝くじの購入などでも人気です。
ただ、「寅の日と巳の日はどう違うの?」と、疑問に思う方もいるかも知れませんので以下にまとめました。
縁日 | 主なご利益 | |
巳の日 | 弁才天の縁日 | 芸事上達・金運・縁結びなど |
寅の日 | 毘沙門天の縁日 | 金運・厄除・勝運など |
毘沙門天の縁日である「寅の日」と弁財天の縁日である「巳の日」。どちらも七福神のメンバーで、金運アップのご神徳があるとされています。
毘沙門天はもともとは武神(男神)で、上杉謙信をはじめとした武将にも信仰されていました。勝負に勝って道を切り開いた上で、お金まわりも良くしたい場合により力を頂けそうです。
弁才天は七福神で唯一の女神ということもあり、比較的女性の信仰が多いようです。芸能や芸術の仕事で大成し、結果としてお金まわりも良くしたいなら「弁才天」にお参りすると良いですね。
「寅の日と巳の日どちらが良い」という優劣はなく、あくまでも信仰する対象の違いです。自分の目標や、どういった祈願をしたいのか?を考えて、寅の日と巳の日どちらも活用すると良いですね。
2024年の寅の日はいつ?
2024年の寅の日を紹介します。

2024年(令和6年)の寅の日カレンダー | |
2024年1月 | 3日(水)・15日(月)・27日(土) |
2月 | 8日(木)・20日(火) |
3月 | 3(日)・15日(金)・27日(水)一粒万倍日 |
4月 | 8日(月)・20日(土) |
5月 | 2日(木)・14日(火)・26日(日) |
6月 | 7日(金)・19日(水) |
7月 | 1日(月)・13日(土)・25日(木) |
8月 | 6日(土)・18日(木)・30日(金) |
9月 | 11日(水)・23日(月祝) |
10月 | 5日(土)・17日(木)・29日(火) |
11月 | 10日(日)・22日(金) |
12月 | 4日(水)・16日(月)・28日(土) |
2024年に寅の日と一粒万倍日と重なる日
一粒万倍日とは、一つの行動が「万倍」になって返ってくるという吉日です。
金運アップの日とされる「寅の日」ですが、同じく吉日の一粒万倍日と重なる日は、そのパワーが更に高まるとされています。
2024年に寅の日と一粒万倍日が重なる日が1日あります。
- 3月15日(金)
2024年に寅の日と天赦日と重なる日
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)とは、「天がすべてを赦す」日とされ、「何をやってもうまくいく」とされています。天赦日は1年に5,6回ほどあり、天赦日と寅の日が重なる日は最強の開運日とされています。
2023年(令和4年)の天赦日 | |
6月5日(月) | |
8月4日(金) | 一粒万倍日 |
8月18日(金) | |
10月17日(火) | |
寅の日、一粒万倍日、天赦日という3つが重なる最強の日が年に一度だけあります。
この日はカレンダーに入れて、今から行動リストを作成しておくと良さそうです。
寅の日は「寅の日もうで」がおすすめ
寅の日におすすめしたいのが、「寅の日もうで」です。
「寅の日」に毘沙門天へお参りすることを「寅の日もうで」といい、願いがより叶いやすくなると信じられています。全国の毘沙門天をまつるお寺では、その年の初めての寅の日を「初寅」といい、「初寅祭」が行われ、多くの人達で賑わっています。金運アップ、勝運アップを願う人には見逃せませんね。

日本では七福神の1人として知られる毘沙門天は、「寅毘沙」とも呼ばれ、毘沙門天の使いが「虎」です。なので、毘沙門天の縁日も「寅の日」になっています。
虎が毘沙門天の使いとされている理由は、聖徳太子が戦勝祈願をした際に「毘沙門天」が現れ、戦いに勝つための秘宝を授けたのが「寅年、寅の日、寅の刻」だったという言い伝えがあるからです。

毘沙門天がまつられているお寺・神社
前述したように毘沙門天はお寺を中心に全国の寺社にまつられています。その中でも有名なのが、「日本三大毘沙門天」に数えられるお寺です。
ただし「日本三大毘沙門天」といっても、国や公的機関などが決めている訳ではないので、「ここで確定!」とは言えないのが実際のところで、地域によっても変わります。
しかし、平安京の北の守護神であり国宝の毘沙門天がまつられる「鞍馬寺(京都)」と、日本で最初に毘沙門天王が現れた場所である「朝護孫子寺(奈良県)」は毘沙門天をまつる有名なお寺として三大毘沙門天の定番になっています。
ここでは「三大毘沙門天」の候補として挙がるお寺をピックアップしてみました。
日本三大毘沙門天(候補) | ||
鞍馬寺 | 京都府 | 平安京の北の守護神として毘沙門天がまつられる。 |
朝護孫子寺 | 奈良県 | 日本で最初に毘沙門天王が現れたとされる場所 |
多門院最勝寺 | 栃木県 | 関東最古の毘沙門天 |
蓮勝寺 | 神奈川県横浜市 | |
妙福寺 | 愛知県 | 聖徳太子作と伝わる毘沙門天 |
本山寺 | 大阪府 | 国の重要文化財「毘沙門天立像」あり |
まとめ
毘沙門天には「寅の日もうで」がおすすめ
毘沙門天の使いである「虎」は、毘沙門天の代わりに人々の願いを聞いて回ると言われています。また、寅の日に毘沙門天へお参りすることで「金運が上昇する」と信じられています。
寅の日には毘沙門天をまつる寺社では「寅の日限定御朱印」を出されているところもありますよ。

寅の日以外にも、巳の日・一粒万倍日・天赦日といった開運日に御朱印めぐりをするのも楽しいです。
新たな御朱印帳を新調して御朱印めぐりの習慣をスタートさせるのも良いですね!御朱印帳は開運日がモチーフになった御朱印帳『開運』がおすすめです。

まとめ
今回紹介したような素敵な御朱印を「御朱印帳両面にたくさん集めたい」方には墨が裏写りしにくい御朱印帳、書置き御朱印を「綺麗に保管したい」方には書置き専用の御朱印帳がおすすめです。
御朱印帳は下記サイトでも取り扱っています。
▶ゴシュインジャーストア
購入画面で下記のクーポンコードを入力してください。
▶【クーポンコード】goshuinger



